
最終更新日:2026年5月4日
海外旅行でスマホの高額請求が発生する原因は、ほとんどの場合「データローミングの設定ミス」です。
出発前にデータローミングをオフにし、通信手段を事前に準備するだけで、帰国後に数万円の請求が届くリスクはほぼゼロにできます。
この記事では以下のことがわかります。
- 海外でスマホの高額請求が発生する3つの原因とその仕組み
- 出発前に必ず確認すべきスマホ設定7項目のチェックリスト
- iPhone・Android別の具体的な設定手順
- 高額請求を防ぎながら海外でもスマホを使う4つの通信手段
- 楽天モバイルなら海外ローミング2GBまで無料で使える理由
- 海外旅行でスマホの高額請求が発生する3つの原因
- 海外旅行前に確認すべきスマホの設定7項目チェックリスト
- 高額請求を防ぎながら海外でスマホを使う4つの通信手段
- 楽天モバイルなら海外旅行でも高額請求の心配なくスマホが使える
- 海外旅行中にスマホの通信費を節約するための実践テクニック
- 帰国後に忘れずに行うスマホの設定変更
- よくある疑問(海外スマホの高額請求防止で本当に気になる6つの質問)
- まとめ:海外旅行のスマホ高額請求は出発前の5分で防げる
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海外旅行でスマホの高額請求が発生する3つの原因
高額請求を防ぐためには、まずなぜ高額になるのかを理解することが大切です。
海外でスマホの通信費が予想外に膨らむ原因は、主に以下の3つに集約されます。
原因1:データローミングが従量課金で自動接続される
データローミングとは、日本で契約しているキャリアを経由して、海外の現地通信事業者のネットワークに接続する仕組みです。
スマホの設定で「データローミング」がオンになっていると、海外に到着した瞬間に現地の回線へ自動的に接続されます。
定額プランに加入せず従量課金のまま使ってしまうと、1MBあたり約1,600〜2,000円もの通信料が発生します。
Instagramを1分間閲覧しただけで約14MBのデータを消費するため、わずか数分の利用で数万円の請求につながるケースがあります。
これがいわゆる「パケ死」と呼ばれる現象です。
原因2:バックグラウンドでアプリが自動通信を行う
データローミングをオンにしている状態では、自分がスマホを操作していなくても、バックグラウンドで大量のデータ通信が発生します。
具体的には以下のような自動通信が高額請求の原因になります。
- アプリの自動アップデート(1回あたり数十〜数百MB)
- iCloudやGoogleフォトのクラウド自動バックアップ
- メールの自動受信と添付ファイルのダウンロード
- SNSアプリのプッシュ通知と自動読み込み
- OSのシステムアップデート
とくにクラウドバックアップは、旅行中に撮影した写真や動画を自動的にアップロードするため、短時間で大量のデータを消費します。
筆者は楽天グループで通信事業に携わっていますが、海外出張から戻った方がクラウドバックアップのせいで数万円の請求を受けたケースを耳にしたことがあります。
原因3:海外での着信・通話にも料金が発生する
意外と見落としがちなのが、海外で電話を受けた場合(着信)にも料金が発生する点です。
日本では着信は無料ですが、海外ローミング中は着信にも1分あたり70〜175円程度の着信料がかかります。
知らない番号からの営業電話に出てしまったり、長時間の通話をしてしまうと、通話料だけで高額になる可能性があります。
さらに、海外から日本への発信は1分あたり125〜180円程度の国際通話料金がかかります(キャリア・渡航先により異なります)。
短い通話でも積み重なると大きな金額になるため注意が必要です。

海外旅行前に確認すべきスマホの設定7項目チェックリスト
出発前に以下の7項目を確認・設定するだけで、高額請求のリスクはほぼ確実に防げます。所要時間は5〜10分程度です。
設定1:データローミングをオフにする(最重要)
これが最も重要な設定です。
データローミングをオフにすれば、海外の通信事業者のネットワークに自動接続されることがなくなり、意図しないデータ通信料の発生を防げます。
iPhoneの場合:
「設定」→「モバイル通信」→「通信のオプション」→「データローミング」をオフに切り替えます。
Androidの場合:
「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「ローミング」をオフに切り替えます(メーカーにより表示名が異なる場合があります)。
設定2:アプリの自動アップデートをオフにする
アプリの自動アップデートは、WiFi接続時にのみ行う設定に変更しておきましょう。
iPhoneの場合は「設定」→「App Store」→「アプリのアップデート」をオフにします。
Androidの場合はGoogle Playストアの設定で「アプリの自動更新」を「WiFi経由のみ」に変更します。
設定3:クラウドバックアップを一時停止する
iCloudフォトライブラリやGoogleフォトの自動バックアップは、旅行中は「WiFi接続時のみ」に設定するか、一時的にオフにしましょう。
旅行中に撮った写真や動画は、帰国後にWiFi環境で一括アップロードするのが安全です。
設定4:モバイルデータ通信をオフにする(WiFiのみ使う場合)
海外でホテルのWiFiやフリーWiFiのみを使う予定の方は、モバイルデータ通信自体をオフにしておくのが最も安全です。
iPhoneの場合は「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」をオフにします。
設定5:機内モードの活用方法を確認する
機内モードをオンにすると、音声通話・SMS・モバイルデータ通信がすべて遮断されます。
機内モードをオンにしたまま、WiFiだけを手動でオンにする方法が、高額請求を防ぐ最もシンプルで確実な対策です。
この状態ならモバイル回線での通信は一切行われず、WiFi経由でLINE通話やSNSを利用できます。
設定6:メールの自動受信間隔を変更する
メールアプリの自動受信(プッシュ通知・フェッチ)は、添付ファイル付きのメールを自動ダウンロードしてデータを消費する原因になります。
「手動」に変更するか、フェッチ間隔を長く設定しておきましょう。
設定7:位置情報サービスの利用アプリを限定する
位置情報を常時取得するアプリ(天気アプリ、SNSなど)は、バックグラウンドでデータ通信を行います。
旅行中に使わないアプリの位置情報サービスは「使用中のみ」または「オフ」に変更しておくと、無駄なデータ消費を抑えられます。
高額請求を防ぎながら海外でスマホを使う4つの通信手段
データローミングをオフにしたら、次は海外でインターネットを使うための通信手段を準備しましょう。
2026年現在、海外でスマホを安全かつお得に使う方法は主に4つあります。
通信手段1:海外用eSIMを購入する(おすすめ度◎)
もっとも手軽でコスパが高い方法です。
eSIMはスマホに内蔵されたデジタルSIMで、オンラインで購入から設定まで完結します。
料金は事前に確定したプリペイド型のため、使いすぎによる高額請求の心配がありません。
韓国3日間で600〜2,000円程度から利用でき、ポケットWiFiのレンタルよりも安い場合がほとんどです。
海外eSIMの選び方や主要8社の料金比較については、海外旅行eSIMおすすめ比較【2026年版】タイプ別に選ぶ最適な通信手段で詳しく解説しています。
料金重視・サポート重視・無制限重視の3タイプ別におすすめサービスをまとめているので、初めてeSIMを使う方にもわかりやすい内容です。
通信手段2:キャリアの海外ローミング定額プランを利用する
大手キャリア各社は、海外向けの定額プランを提供しています。2026年4月時点の主な定額サービスは以下の通りです。
| キャリア | サービス名 | 料金目安 | データ量 |
|---|---|---|---|
| ドコモ | 世界そのままギガ | 24時間980円〜 | 国内プランから消費 |
| au | au海外放題 | 24時間980円〜 | 国内プランから消費 |
| ソフトバンク | 海外あんしん定額 | 24時間980円〜 | 国内プランから消費 |
| 楽天モバイル | 海外ローミング(標準付帯) | 追加料金なし | 2GB/月まで無料 |
| ahamo | 海外ローミング(標準付帯) | 追加料金なし | 30GB/月(15日間制限あり) |
この表で注目すべきは、楽天モバイルとahamoは追加料金なしで海外ローミングが利用できる点です。
とくに楽天モバイルは毎月2GBまで無料で、超過しても1GBあたり500円でチャージ可能です。
自動で追加料金がかかることはないため、高額請求のリスクがありません。
※各サービスの料金・条件は変更される場合があります。最新情報は各キャリアの公式サイトでご確認ください。
通信手段3:ポケットWiFiをレンタルする
複数人での旅行やタブレット・PCも使いたい場合は、ポケットWiFiのレンタルも有効な選択肢です。
1台で複数デバイスを同時接続でき、1日あたり800〜1,500円程度で利用できます。ただし、受け取り・返却の手間や、端末の充電管理が必要な点はデメリットです。
通信手段4:現地のフリーWiFiを利用する
ホテルやカフェ、空港のフリーWiFiだけで過ごす方法もあります。
通信費はゼロですが、移動中は通信できない、セキュリティリスクがある(暗号化されていないWiFiでの個人情報入力は危険)といったデメリットがあります。
フリーWiFiを使う場合は、VPN(仮想プライベートネットワーク)の併用をおすすめします。
楽天モバイルなら海外旅行でも高額請求の心配なくスマホが使える
高額請求を気にせず海外でスマホを使いたい方にとって、楽天モバイルの海外ローミングサービスは非常に有力な選択肢です。
楽天モバイルの海外ローミングは2GBまで追加料金ゼロ
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」には、毎月2GBまでの海外データ通信が標準で含まれています。
別途オプション契約や事前申込は不要で、my楽天モバイルアプリでデータローミング設定をオンにするだけで利用開始できます。
最大のメリットは、2GBを超過しても自動で追加課金されない点です。
超過後は通信速度が最大128kbpsに制限されるだけで、追加料金は発生しません。
高速通信を復活させたい場合は、自分の意思で1GBあたり500円のデータチャージを購入する仕組みのため、意図しない高額請求が起こる余地がありません。
通信業界で働く立場から率直に言うと、「高額請求が怖いから海外でスマホを使わない」という方にこそ、楽天モバイルの海外ローミングは試してほしいサービスです。
2GBあればGoogleマップの検索やLINEでの連絡程度は十分にまかなえますし、足りなくなっても500円単位で必要な分だけ追加できるため、コストを完全にコントロールできます。
楽天モバイルをまだ契約していない方は、楽天モバイル従業員紹介キャンペーンを使って最大14,000ポイントを獲得しながらおトクに契約する方法もぜひチェックしてみてください。
楽天モバイルとeSIMの併用で海外の通信費を最適化する
楽天モバイルの2GBでは足りない方には、楽天モバイル+海外eSIMの「デュアルSIM運用」がおすすめです。
メインのデータ通信は海外eSIMでまかない、楽天モバイルはバックアップ回線+Rakuten Link無料通話用として使い分ける方法です。
楽天モバイルとahamoのデュアルSIM活用法の記事でも、2回線を効率的に使い分ける方法を詳しく解説しています。
海外旅行中にスマホの通信費を節約するための実践テクニック
設定と通信手段を準備した上で、旅行中にさらにデータ消費を抑えるためのテクニックを紹介します。
Googleマップのオフライン地図を出発前にダウンロードしておく
Googleマップは、渡航先の地図データを事前にダウンロードしておけば、データ通信なしでナビゲーションが利用できます。
「Googleマップ」アプリ→渡航先を検索→「ダウンロード」で保存できます。これだけで旅行中の地図利用によるデータ消費を大幅に削減できます。
動画視聴やSNS投稿はホテルのWiFiで行う
データ消費量が大きい動画視聴(YouTubeは1時間あたり約500MB〜1.5GB)やSNSへの写真・動画投稿は、ホテルのWiFi環境で行うのが鉄則です。
移動中はテキストベースの連絡やマップ検索に限定すれば、少ないデータ容量でも十分に旅行を楽しめます。
海外での国際通話はLINEやRakuten Linkを活用する
海外から日本へ電話する場合、スマホ標準の電話アプリを使うと高額な国際通話料金が発生します。
WiFi環境やeSIM経由のデータ通信があれば、LINE通話やSkypeで無料通話が可能です。楽天モバイルユーザーなら、Rakuten Linkアプリを使えば海外から日本への通話が無料になります(一部対象外番号あり)。
固定電話への無料通話についてまとめた記事も参考にしてください。
帰国後に忘れずに行うスマホの設定変更
高額請求の防止対策として出発前に変更した設定は、帰国後に元に戻す必要があります。忘れると日常利用で不便が生じるため、以下の項目を確認しましょう。
帰国後に戻すべき設定リスト
- 機内モードをオフにする
- モバイルデータ通信をオンに戻す(オフにしていた場合)
- アプリの自動アップデートを元の設定に戻す
- クラウドバックアップを再開する(旅行中の写真を一括アップロード)
- メールの自動受信をプッシュまたはフェッチに戻す
- 海外eSIMのプロファイルを削除する(不要な場合)
とくにモバイルデータ通信のオフを戻し忘れると、日本でもWiFi以外でインターネットが使えなくなります。帰国日のリマインダーを設定しておくと安心です。
よくある疑問(海外スマホの高額請求防止で本当に気になる6つの質問)
データローミングをオフにしたら海外でスマホは一切使えなくなりますか
使えなくなるわけではありません。データローミングをオフにすると、キャリアのモバイルデータ通信による海外接続が遮断されるだけです。WiFi接続は引き続き利用でき、カメラ・時計・電卓・オフラインマップなどスマホ内蔵の機能もすべて使えます。海外eSIMやポケットWiFiを準備しておけば、データローミングをオフにしたままインターネットを快適に利用できます。
機内モードだけオンにしておけば海外での高額請求は防げますか
基本的には防げます。機内モードをオンにすると、音声通話・SMS・モバイルデータ通信がすべて遮断されるため、国際ローミングによる高額請求は発生しません。ただし、機内モードをオンにしたままWiFiを個別にオンにすることは可能です。WiFi経由の通信は機内モード中でも行えるため、ホテルのWiFiなどを利用してLINEやSNSを使うことができます。
楽天モバイルの海外ローミングで2GBを超えたら高額請求されますか
高額請求される心配はありません。楽天モバイルの海外ローミングは、2GBを超過すると通信速度が最大128kbpsに自動制限されるだけで、追加料金は一切発生しません。高速通信を復活させたい場合のみ、自分の意思で1GBあたり500円のデータチャージを購入する仕組みです。意図しない課金が発生する余地がないため、安心して利用できます。詳しくは楽天モバイルの海外旅行データ通信ガイドをご覧ください。
海外で着信しただけでも料金は発生しますか
はい、海外ローミング中の着信には着信料がかかります。日本では着信は無料ですが、海外では着信にも1分あたり70〜175円程度の料金が発生します(キャリア・渡航先により異なります)。不要な着信を避けるには、機内モードをオンにしておくか、知らない番号からの着信には出ないようにするのが有効です。楽天モバイルユーザーなら、Rakuten Linkアプリでの着信は無料です(Android端末の場合)。
海外ローミングの定額プランに加入していれば設定は気にしなくていいですか
定額プランに加入していても油断は禁物です。定額プランには対象国・地域の制限があり、対象外のエリアで通信すると従量課金が適用される場合があります。また、定額プランの適用開始前(購入手続き前)にデータ通信を行ってしまうケースもあります。渡航先が定額プランの対象か事前に確認し、利用開始の手続きを済ませてからデータローミングをオンにしましょう。各キャリアの対象国は公式サイト(総務省公式サイトの電気通信消費者情報コーナーなどでも比較可能)で確認できます。
海外でLINE通話やビデオ通話は無料で使えますか
WiFi接続やeSIM・ポケットWiFi経由のデータ通信がある環境であれば、LINE通話やビデオ通話は日本にいるときと同じように無料で利用できます。ただし、キャリアのデータローミングで接続している場合は、LINE通話のデータ通信分がローミング料金の対象となります。なおLINE音声通話は1分あたり約0.3MB、ビデオ通話は1分あたり約5MBのデータを消費するため、データ容量の残量にも注意してください。
まとめ:海外旅行のスマホ高額請求は出発前の5分で防げる
海外旅行でスマホの高額請求が発生する原因は、ほとんどが「設定の確認不足」です。
データローミングのオフ、アプリの自動更新停止、クラウドバックアップの一時停止という3つの基本設定を出発前に行うだけで、リスクはほぼゼロになります。
そのうえで、海外eSIMや楽天モバイルの海外ローミングといった事前に料金が確定する通信手段を選べば、通信費を完全にコントロールしながら海外でもスマホを快適に使えます。
海外eSIMの選び方に迷っている方は、海外旅行eSIMおすすめ比較【2026年版】で主要8社の料金・サポートを比較しているので、ぜひ参考にしてください。
次のステップとして、まずはお使いのスマホで「データローミング」の設定場所を確認し、オフになっているかをチェックすることから始めましょう。
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