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プールでスマホを水没させない防水ケースの選び方とNG行動

田原
サイト運営者:田原せいじ
2007年入社の楽天グループ社員(楽天モバイル所属)公式情報を突き合わせ、スマホ代で損をしないための最新情報を発信しています。 ⇒プロフ詳細

プールでスマホを使う際の水没リスクを注意喚起するOGP画像。防水スマホでも水中利用は避け、防水ケース、ストラップ、補償確認で故障を防ぐ対策を示している。

最終更新日:2026年5月1日

結論から言うと、スマホをプールで使うときは「防水スマホでも水中で使ってはいけない」が大原則です。

IP68等級のiPhoneやAndroidでも、塩素を含むプールの水・温度変化・落下衝撃の3つで防水性能は簡単に劣化します。

最も安全な対策は防水ケース+ストラップの併用、そしてもしものときに備えたスマホ保険・キャリア補償の確認です。

この記事では以下のことがわかります。

  • 「防水スマホ=プール対応」が誤解である理由(IP68の本当の意味)
  • プールでスマホを水没させやすい3つのシーンと、それぞれの対策
  • 万が一水没させたときに絶対やってはいけないNG行動と正しい応急処置
  • 用途別の防水ケース選びのポイント(首掛け・ウエスト・アームバンド)
  • 水没修理の費用相場と、家計を守る補償サービスの考え方

「防水スマホはプールで使える」は誤解|水没の正しい知識

夏のプールにスマホを持ち込む前に、まず知っておきたいのが「防水性能の本当の意味」です。多くの人が抱いている誤解が、水没事故の最大の原因になっています。

IP68等級でも「プール対応」ではない理由

iPhoneの最新モデル(iPhone 15以降の多くがIP68)やGalaxyの上位機種は、IP68相当の高い防水性能を持っています。

Samsung公式の解説によれば、IP68は継続的な水没による内部への浸水を防ぐ等級ですが、これはあくまで常温の真水(水道水)でテストされた結果であり、塩素を含むプールや塩分を含む海水での使用を保証するものではありません。

iPhone 15のIP68性能は、Apple公式では「水深6mまでで最長30分」とされていますが、これは新品状態でかつ真水での話。

実際のプール環境では条件がまったく違うため、メーカーは水中での利用を推奨していません。

プールでスマホが故障する3つのリスク

プールサイドでスマホが壊れる原因は、単純な「水中に落とす」だけではありません。スマホ修理業者の解説によれば、プール特有のリスクは以下の3つです。

  • 塩素による腐食
    プールに含まれる消毒用塩素は、スマホ内部の金属部品を錆びさせる原因になります。一度乾いても塩素成分はこびりつき、後から故障が発生することもあります。
  • 温度差による結露
    炎天下のプールサイド(40℃以上)と冷たいプールの水を行き来すると、スマホ内部に結露が発生し、基盤に水分がにじみます。
  • 落下衝撃による防水パッキンの劣化
    プールサイドでスマホをぶつけたり落としたりすると、目に見えない範囲で防水パッキンが歪み、次に水に触れたときに浸水します。

筆者所感|通信業界18年で見てきた「防水信仰」の落とし穴

筆者は楽天グループで通信事業に携わっていますが、スマホの水没トラブルは毎年夏になると相談件数が跳ね上がる典型的な季節性事故です。

とくに多いのが「IP68だから大丈夫だと思った」というケース。防水性能はあくまで「日常生活で水に濡れたときの保険」であり、能動的に水中で使うために設計されていません

これは家電量販店のスタッフでも誤って案内してしまうことがある点なので、購入時の説明は鵜呑みにせず、メーカーの公式FAQで利用条件を確認することをおすすめします。

プールでスマホを水没させやすい3つの典型シーン

プールでの水没事故は、特定のシーンに集中して発生します。事前に「危ない瞬間」を知っておくだけで、回避できる事故は多いです。

シーン1:プールサイドでの撮影中の落下

もっとも多いのが、プールサイドや水中での撮影中に、濡れた手からスマホが滑り落ちるパターンです。

とくにビーチサンダルで足元が滑りやすい場所、子どもが走り回る場所では、自分が落とすだけでなく他人にぶつかられて落とすケースもあります。

対策はシンプルで、ストラップ付きの防水ケースに入れて首から下げること。

手から離れても水中に沈まないフロート(浮く)素材のケースを選ぶと、紛失リスクも下がります。

家族でテーマパークやリゾートプールに行くなら、ディズニーリゾートでのスマホ電波・撮影レポートのように、防水+撮影性能の両立を意識した準備が役立ちます。

シーン2:濡れた手で操作したことによる端子からの浸水

意外と見落とされがちなのが、プールから上がった直後に濡れた手や髪の毛からスマホに水が伝うパターンです。

指先の水滴が充電端子(Lightning/USB-C)やスピーカーの隙間から入り込み、しばらく経ってから故障が発覚します。

とくに注意したいのが、濡れた状態での充電。最新のiPhoneでは端子の濡れを検知して充電をブロックする機能がありますが、警告を無視して充電を続けると故障につながります。

プールから上がったらまずタオルでスマホ全体を拭く習慣を徹底するだけで、リスクは大きく下がります。

シーン3:ロッカーや脱衣所での盗難・置き忘れ

水没ではありませんが、プール施設特有のスマホ紛失リスクとして、ロッカーや脱衣所での盗難・置き忘れも要注意です。

プールサイドにスマホを置きっぱなしにして泳ぎに行ったり、ロッカーの鍵を落としたりするケースがあります。

家族でプールに行く場合は、子どものスマホ管理も含めて事前のルール決めが大事です。

子どもスマホの安心設定ガイドでも触れていますが、紛失防止のためのストラップや位置情報共有アプリの活用は、夏のレジャーシーズンこそ役立ちます。

プールでスマホを使う際の水没対策をまとめた図解。防水スマホでも水中利用は避けるべき理由として、塩素、温度差、落下衝撃による故障リスクを示し、水没時のNG行動と防水ケース・ストラップ・補償確認の重要性を説明している。

プールでスマホを守る防水対策|タイプ別ケース選びの早見表

もっとも確実な防水対策は、防水ケースとアクセサリーを「使う場面」に合わせて選ぶことです。タイプ別の早見表で整理します。

防水ケースのタイプ別おすすめ早見表

タイプ 防水性 操作性 携帯性 こんな人におすすめ
首掛けソフトケース(IPX8) プールで撮影もしたい人・初めての人
ウエストポーチ型 子連れで貴重品もまとめたい人
アームバンド型 泳ぎながら音楽を聴きたい人
ハードケース(防水+耐衝撃) 普段使いから水場まで一体化したい人
フロート機能付きケース 水中に落とす不安が強い人

※評価は◎=高水準 / ○=十分 / △=やや弱い、の3段階。実際の使用感は機種サイズや個人の好みで変わります。

選び方のポイント1:IPX8等級+三重チャックを基準にする

市販の防水ケースは無数にありますが、プールで使うならJIS保護等級IPX8相当・三重チャック構造を最低ラインにすると失敗が少ないです。

IPX8は水深1m以上での継続的な水没に耐えられる等級で、三重チャックは密閉性能を物理的に担保する仕組みです。

エレコムのP-WPST05BKやSpigenのA610ACS06018など、メーカー保証が明確な商品を選びましょう。

選び方のポイント2:使用前に必ず「空気テスト」を行う

新品の防水ケースでも、稀に密閉不良の個体があります。プール本番で水没事故を起こさないために、事前に「ティッシュを入れて水に沈めるテスト」を必ず行いましょう。

30分浸して引き上げ、ティッシュが完全に乾いていれば合格です。

これだけで初期不良を見つけられます。

選び方のポイント3:顔認証・指紋認証への対応をチェック

iPhoneの場合、ケースに入れたままFace IDが反応するかどうかは商品によって差があります。

最近の防水ケースは透明素材を使うことで顔認証に対応する商品が増えていますが、購入前に商品説明で確認するのが確実です。

手が濡れていると指紋認証が反応しにくくなるため、顔認証対応ケースの方がプールでは便利です。

なお、夏のプールだけでなく冬のスキー・スノボでも防水ケースは活躍するので、年間を通じて使える商品を選んでおくと結果的にお得です。

スキー場でのスマホ利用についてはスキー場でのスマホ電波と防水活用ガイドでも詳しく触れているので、季節を超えて使える視点で参考にしてください。

万が一水没させたときの正しい応急処置とNG行動

どれだけ対策しても、事故は起きるときは起きます。水没した直後の数分間の対応で、その後の被害規模が大きく変わります。

絶対にやってはいけない4つのNG行動

水没直後にやりがちな行動の多くが、実は故障を悪化させます。ノートン公式ブログでも警告されている、絶対NGの行動を整理します。

  • 電源を入れる・確認する
    内部に水が残っているとショートします。動作確認のための電源オンが致命傷になることが多いです。
  • 充電する
    電気を流すと基盤がショートして取り返しがつかなくなります。
  • ドライヤーで乾かす
    温風は本体を熱で破損させ、冷風は風圧で水分を奥へ押し込みます。どちらもNGです。
  • 振って水を出す
    振動で水が内部のさらに奥へ侵入します。

正しい応急処置の5ステップ

水没させてしまったら、以下の手順で落ち着いて対応しましょう。

  1. すぐに電源をオフにする(電源が入っていた場合)
  2. タオルやキッチンペーパーで本体外側の水分を拭き取る
  3. SIMカード・SDカードを取り出す(中のデータを守るため)
  4. シリカゲルや乾燥剤と一緒にジップロックに入れて24〜48時間放置する(米に入れる方法は粉塵が入るリスクがあるため非推奨)
  5. それでも動作しない場合は、無理せず修理店に持ち込む

とくに塩素を含むプール水で水没した場合は、塩素成分が乾燥後にこびりついて錆を発生させるため、自力での乾燥より修理店への持ち込みを優先するのが賢明です。

水没修理の費用相場

水没修理の費用は機種と被害状況によって大きく変わりますが、目安としては以下のとおりです。

  • iPhone(メーカー修理):4万〜6万円台(機種・年式により変動)
  • 非正規修理店:1万5,000〜3万円台(基板洗浄+部品交換)
  • データ復旧:3万〜10万円(成功報酬制の場合あり)

水没はAppleCare+やキャリアの補償サービスでカバーされる場合が多いので、加入状況を事前に確認しておきましょう。

家計を守る補償サービスとキャリア選びの考え方

夏のレジャー前に見直しておきたいのが、スマホの補償サービスです。月数百円の負担で、数万円の修理費を抑えられる可能性があります。

キャリア補償・モバイル保険・AppleCareの違い

主要な補償サービスは以下の3タイプに分類されます。

  • キャリア補償:ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルが提供する月額500〜1,300円程度の補償。水没や落下も対象になることが多い。
  • AppleCare+:iPhone専用。月額1,000〜1,500円台(機種により異なる)。Apple正規サービスでの修理が安価になる。
  • モバイル保険:第三者の保険会社が提供。月額700円程度で複数台カバーできる商品もある。

家族で複数台のスマホを持っている場合、家族全員のスマホ料金とあわせて補償の見直しをすると、トータルでかなりの節約になることがあります。

料金プランの比較についてはスマホ料金とポイント還元の最適解ガイドでも詳しく解説しているので、夏前の見直しに活用してください。

夏のレジャー前にスマホ料金そのものを見直す価値

水没トラブルで修理費が発生しても痛くないように、毎月のスマホ料金そのものを下げておくのも有効な「リスク対策」です。

たとえば楽天モバイルなら最強プランで月額最大3,278円(税込)でデータ無制限が使えるため、家族4人で大手キャリアから乗り換えると月2万円近くの節約になることもあります。

万が一の修理費をその浮いた予算で吸収する考え方は、家計防衛として非常に合理的です。

申し込み時に従業員紹介を経由すれば最大14,000ポイントの還元も受けられます。

具体的な手順や注意点は楽天モバイル従業員紹介キャンペーンの解説ページにまとめていますので、夏のレジャー前にあわせて確認しておくと損がありません。

「壊れたら買い替え」も選択肢のひとつ

通信業界で働く立場から率直に言うと、3年以上使った旧機種が水没した場合は、修理よりも買い替えを検討した方がトータルで得になるケースが多いです。

修理費が4〜6万円かかるなら、その金額に少し足して新しい中位機種を購入する方が、バッテリーも新品になり長く使えます。

水没事故が起きたタイミングは、機種変更の検討にも適したタイミングと捉えて、複数の選択肢を並べて判断するのがおすすめです。

プールにスマホを持ち込まない選択肢|デジタルカメラ+ロッカーという解

そもそもの話ですが、プールにスマホを持ち込まないという選択もあります。

防水コンパクトデジカメの活用

防水コンパクトデジタルカメラ(オリンパスTough、リコーWGシリーズなど)は、水中5〜15mの完全防水で、衝撃にも強い設計です。

プール撮影専用と割り切るなら、スマホを濡らさずに済むのでむしろ安心です。最近は中古で1万円台から手に入る機種もあります。

ロッカーに預けて、撮影タイムだけ取り出す

もっとも安全なのは、プール施設のコインロッカーにスマホを預け、撮影タイムだけ取り出すスタイルです。

プール内では泳ぎに集中し、休憩時間にロッカーから出して写真を撮るルーティンにすると、水没・盗難・紛失の3大リスクをゼロに近づけられます。

家族や友人と行くなら、グループの誰か1人だけが撮影係としてスマホを持つ方式も合理的です。

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よくある疑問(プールでのスマホ防水について本当に悩む7つの質問)

iPhone 15以降のIP68防水でもプールに持ち込まない方がいいですか?

はい、Apple自身がIP68性能について「水中での使用を推奨しない」と明言しています。
IP68は真水での試験結果であり、塩素を含むプール水・温度変化・落下による経年劣化を考慮すると、防水ケースに入れて使う方がはるかに安全です。
修理費用が4〜6万円台になることを考えれば、2,000〜5,000円の防水ケースを買う方が圧倒的に安く済みます。

ジップロック(食品用保存袋)でも防水ケース代わりになりますか?

簡易的な水しぶき対策にはなりますが、プールの水中での使用には適しません。
ジップロックは食品用に設計されており、水圧がかかると密閉部分から浸水するリスクがあります。
プールサイドでの一時的な保管(バッグの中での雨対策など)には使えますが、水中に持ち込むなら必ずIPX8等級の専用防水ケースを使ってください。

水没してしまった後、米に入れて乾燥させるのは効果がありますか?

米に入れる方法は古くから知られていますが、現在は推奨されていません。
米の粉塵がスマホ内部に入って新たなトラブルを起こすリスクや、十分な乾燥効果が得られない可能性があります。
代わりにシリカゲル(乾燥剤)を使う方法が有効で、ジップロックに乾燥剤と一緒に入れて24〜48時間放置するのが現実的な応急処置です。

水没修理はキャリアの補償サービスでカバーされますか?

多くの場合カバーされます。ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルそれぞれが提供する補償サービス(月額500〜1,300円程度)の多くは水没・落下による故障を対象としています。
ただし契約プランや加入時期によって条件が異なるため、契約者ページで補償内容を事前に確認しておきましょう。
AppleCare+に加入している場合も、水没による損傷は補償対象になります。

防水ケースをつけたままFace IDや指紋認証は使えますか?

透明素材を使った最新の防水ケースの多くはFace IDに対応しています。
ただし指紋認証は、ケース越しの操作だと反応しにくい商品もあるため、購入前に商品説明で「ケースを装着したまま生体認証可能」と明記されているかを確認するのが確実です。
プール環境では手が濡れていることが多いので、Face ID対応のケースを選ぶ方が実用的です。

子どもがプールでスマホを水没させない予防策はありますか?

子どもがスマホを使う場合は、首掛けタイプのフロート機能付き防水ケースが最もおすすめです。
万が一手から離れても水に浮くので紛失リスクが下がります。あわせて、紛失時にスマホを探せる「探す」アプリの設定や、ロック画面の連絡先表示も事前に設定しておくと安心です。
家族のスマホ管理ルール作りは家族のスマホ料金見直しガイドもあわせて参考にしてください。

プールで盗難に遭わないためにできる工夫はありますか?

もっとも確実なのはコインロッカーへの預け入れですが、撮影頻度が高い場合は首掛け防水ケースを身につけたまま行動するのが現実的です。
スマホをプールサイドのバッグに入れる場合も、外から見えない位置に置く・タオルで覆うなどの工夫が有効です。
万が一に備えて、デバイスの追跡機能を有効化しておくと、紛失時に位置を特定できる可能性が上がります。
複数台のSIMを使い分けている人はサブ回線として楽天モバイルを使うコツもあわせて確認しておくと、メイン端末紛失時の連絡手段確保にも役立ちます。

まとめ:プールでスマホを守るための次のステップ

スマホをプールで安全に使うための要点は、「防水スマホでもプール対応ではない」と理解した上で、IPX8等級の防水ケース+ストラップで物理的に守ることです。

万が一水没した場合は、電源オン・充電・ドライヤー・振るのすべてがNGで、シリカゲルでの乾燥か早めの修理店持ち込みが正解です。

修理費は4〜6万円台になることもあるので、補償サービスの加入状況を事前に見直しておきましょう。

次にとるべきアクションは、夏のレジャー前にIPX8等級の防水ケースを1つ用意すること、そしてキャリアの補償サービスに加入しているかを確認することです。

あわせて毎月のスマホ料金そのものを見直しておけば、万が一の修理費も家計のダメージを抑えられます。

準備さえ整っていれば、プールでも気軽にスマホを楽しめるはずです。

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